転職エージェントはいつ頃登録するべき?具体的なタイミングを解説!
新卒採用と違い中途採用は通年で行われており、いつどのタイミングで転職エージェントに登録したらよいか気になるでしょう。当記事では転職エージェントの登録タイミングから内定後活動終了までの流れ、及び具体的な活用方法を紹介していきます。転職エージェントを上手に活用し、満足度の高い転職活動につなげましょう。
転職エージェントに登録するべきタイミング
ここではいつ転職エージェントに登録するべきか、ポイントを絞って解説していきます。
■一般的な目安は入社日からが逆算し3~6か月前に登録
一般的に転職活動をスタートから入社というゴールまで3~6か月程度となっています。ただし転職活動時期は個人差が顕著なため、早い人は1か月で終了する人もいれば半年や1年間かけて終了する人もいるようです。
したがって、入社志望時期や退職希望時期から遡り3~6か月前の「転職しようと思い立った日」に登録するのが選択肢の1つです。
■年2回の中途採用が活発な時期に登録
転職市場において、8~9月及び1~3月に中途採用の求人数が増える傾向にあります。これは年度始まりの4月や年度半ばの10月採用に向け、年度途中や年度末に退職する人員の補充、及び事業拡大のための人員増員などの背景があります。
したがって他の月に比べ相対的に求人数が増える傾向にあるので、その時期に登録するのも1つの選択肢となるでしょう。
■漠然と転職に興味を抱いたときに登録
具体的にいつ転職をしたいと決まっていなくても転職エージェントに登録可能です。転職するかしないかも未定、6か月以上の長期スパンで転職活動をしたい場合、求人紹介というよりも転職活動全般のアドバイスをもらえるので、このタイミングで登録してもまったく問題なしです。
転職エージェントを利用する実際の流れ
次に転職エージェントを利用した転職活動の流れをみていきましょう。
■第1ステップ:登録~キャリアアドバイザーとの面談
まずは転職エージェントに必要事項を入力し登録することからスタートです。登録後担当者からメールや電話などで連絡があり、対面やオンライン、電話等の手段を利用した面談日程の調整が行われます。
担当キャリアアドバイザーと経歴やスキル、転職希望条件などを確認したうえで内定というゴールに向けてやるべきことを確認していきます。
■第2ステップ:求人票分析~申し込み
一般的な流れとして、面談後に担当キャリアアドバイザーから当日もしくは翌日に求人情報がメールなどで送られてくるようです。その際、転職可能性を高めるために多くの求人票が紹介されるケースがほとんどです。
自分の希望条件にマッチし、選考活動に挑んでみたいと思える企業があればその旨を担当キャリアアドバイザーに伝えましょう。
■第3ステップ:選考(書類、面接)~内定
応募の意思を伝えたあと、まず行われるのが書類選考です。応募前もしくは応募後すぐに作成した履歴書や職務経歴書を軸に選考が行われます。
書類選考で採用見送りになることもありますが、書類選考通過後に待ち受けているのが面接となります。企業によって回数は異なりますが、複数回行われるケースがほとんどです。面接試験に合格すると無事内定となります。
■第4ステップ:内定承諾
内定後は内定を受諾するか辞退するかを応募者が決断します。内定を受諾すると決めたら、退職交渉や内定先企業から求められることに対応していきましょう。
転職エージェントを効果的に活用する方法
最後に転職エージェントをどう活用し、満足感のある転職活動を実現するかまとめます。
■担当キャリアアドバイザーの操り人形にならない
応募者に内定してもらい、企業に定着し活躍することが転職エージェント、及び担当キャリアアドバイザーの収入に直結するため、つい営業トークにも熱が入ります。
したがって担当キャリアアドバイザーの圧に負けて、自分の転職希望条件などに合致しない求人には断固入社拒否を伝える必要があるようです。ただし、担当キャリアアドバイザーは転職活動のプロなので、大いにアドバイスや紹介求人は参考にしましょう。
■履歴書や職務経歴書、面接を実際に見てもらう
こちらが依頼すれば、履歴書や職務経歴書といった応募書類はもちろん、模擬面接も行ってくれます。どのような観点から求職者をふるいにかけるのか、どういった内容が採用担当者にプラスに働くかなど、客観的な視点からアドバイスをもらえます。
また応募先企業から担当キャリアアドバイザー経由で面接のフィードバックを受けられることもあり、今後の転職活動に役立てることが可能です。
■敏腕交渉人と見立て自分の希望を応募先企業に伝える
職務内容や勤務地、年収など自分では中々言いたくても言えないことも、担当キャリアアドバイザーはしっかりと応募先企業と交渉してくれます。そのため少し強気に自分の思っていること、実現したいことをしっかり伝えていきましょう。
転職エージェントは自分が「転職するぞ」と思った日に登録するようにしましょう。そして自分の希望条件を満たした転職先で活躍できるよう、担当キャリアアドバイザーを利用しない手はありません。担当キャリアアドバイザーと良好な関係を築き、二人三脚で転職活動の成功につなげましょう。